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内田 徳美 院長

NORIMI UCHIDA

健康管理から美容まで。皆様の大切なご家族が健やかな毎日を過ごせるようにお手伝い

麻布大学獣医学部卒業。都内動物病院に勤務。昭和61年(1986年)3月31日に『ウチダ動物病院』を開院(JR南武線「鹿島田駅」より徒歩5分、JR南武線「新川崎駅」より徒歩10分)。

内田 徳美 院長

内田 徳美 院長

ウチダ動物病院

川崎市幸区/下平間/鹿島田駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ

父を見て育ち、小動物の獣医師に

内田 徳美 院長

牛や馬や豚。父はいわゆる大動物の獣医でした。私がこの道を選んだのも、産業動物の健康をあずかる父の仕事ぶりを見ていた影響があったのでしょう。とはいえ、私は父とは異なり、犬や猫を診たいと早くから考えていました。そこへ、父の先輩で東京で開業されていた先生から「獣医師になるのであれば、私が面倒を見るよ」と誘っていただき、大学卒業後、そちらで小動物の医療を一から学んだのです。
それから時が経ち、昭和61年(1986年)に『ウチダ動物病院』は開院いたしました。郷里の山梨ではなく、川崎で開業に踏み切ったのは、当時の地方と都会の環境の差があったからです。ペットの数も違いますし、なによりあの時代の田舎では、ペットというものの位置づけがずいぶん都会とは違いました。番犬は番犬、と言いますかね(笑)。ならば、より獣医療が求められる場所で、と考えたのです。

無麻酔での歯石除去を望まれる方が多数

内田 徳美 院長

飼い主の方はこの辺りにお住いの方が多いのですけれど、昨今はインターネットの影響もあり、遠方からわざわざ足を運んでこられる方が目立ちます。東京や千葉、それに横浜や横須賀、などなど。問い合わせになると、新潟、奈良、ということもありましたね。そのほとんどが、無麻酔での歯石除去に関するものです。
お口のお掃除も、基本的には麻酔をかけておこなうものです。動物に痛みを与えてはならない、というのが獣医療の根本ですからね。しかし、歯石が付着しているのが高齢のワンちゃんが多いということもあり、麻酔をかけるリスクを考えると踏み切れない、という方が多いのも事実です。麻酔をしないわけですから、動物は当然嫌がります。それをなだめながら、少しずつ少しずつ歯石を取っていきます。麻酔下とは異なり、1回で根こそぎ、というわけにはまいりませんが、それでも9割方は取ることができます。1回の治療で「うわー、キレイになった」とお喜びになり、リピーターとして周期的にいらしている方が大半という状況です。続けておこなうことで、嫌なニオイもなく、清潔なお口の状況が保たられるということになります。

じっくり丁寧な説明を心がけて

内田 徳美 院長

時間をかけて丁寧に説明するということを心がけています。人間である私もたまに病院に赴くことがあるのですが、ちょっとした症状ですと、1、2分で診察が終わってしまうのも珍しくありませんよね。時間の都合もあり仕方のないことなのでしょうけれども、それでは納得できないことがあるのは確かです。だからこそ、ここでは時間をかけてしっかりと説明を加えていきます。ご高齢の飼い主さんであれば、メモを渡すこともありますね。薬は1日に2回、こうやって飲ませるんですよ、といったようにです。手元に紙があれば安心かと思うのです。
動物は話すことができません。すべては飼い主さんの判断に委ねられるわけですから、判断の材料としていただくためにも、ご納得いただけるまで丁寧に説明することが何よりも大切と思います。

マイクロバブル・高濃度炭酸泉によるナチュラルな皮膚ケア

シャンプーや薬浴の際には、マイクロバブルを使用しています。マイクロバブルの微細な泡が、毛穴の奥の奥の汚れまで溶かしてくれます。またオプションとして用いることが多い高濃度炭酸泉による温浴は、皮膚のトラブルの改善にも有効なものです。
皮膚の疾患については、お薬による治療が第一の選択肢となります。ですが、「お薬はちょっと……」という方が多いのも確か。そこで選択肢としてあがってくるのが高濃度炭酸泉なのです。副作用もありませんし、外から病気を抑え込むのではなく、内側から皮膚の状態を改善させる効果がありますから、その点も好ましいと言えるでしょう。
一般のペットサロンさんでは、高齢であったり、病気を抱えたワンちゃんのシャンプーは敬遠されることも少なくないと聞きます。ここでは獣医師である私が施術の前に必ず診察をおこない、体調を見ながら安全にシャンプー等をおこなってまいります。トリマーさんも、それゆえに動物病院で働くことを希望するところがあるでしょうね。

これから受診される飼い主さんへ

ご高齢の域に達する飼い主さんも多いものですから、今後はこちらから出向くことが多くなってくると考えています。スタッフがご自宅に伺い、ワンちゃんやネコちゃんをお預かりし、治療を終えてまたお返しする、という形ですね。車椅子を使われている方もおられますし、「本当は連れていきたいんだけど……」と戸惑われてる方もいらっしゃることでしょう。その方々のニーズにしっかりと応えていくつもりです。

あとは、もっともっと動物たちを見てあげて欲しいですね。ワンちゃんについて言えば、言葉掛けが足りないように感じられることがしばしばあります。彼らは従順ですから、人間の指示がないためにどうしていいか戸惑うことがあるのです。仕事を終えて飼い主さんが帰ってきた。「よし、ご飯がもらえる」と思っていたら、目を合わせることもなく「ちょっと待っててね」と言われ、その間、ワンちゃんはずっと寂しく待っている。
コミュニケーションを大事にしてしっかり見てあげてください。そして、何か気になることがありましたら、すぐに病院に連れてきていただければと思います。人間の1日と動物の1日は違いますから、「ちょっと様子を見る」といったことが命取りなってしまうことも少なくはないのですから。
動物と人が家族としてずっと一緒に生きていく。そのためのお手伝いを誠心誠意させていただければと思います。

※上記記事は2020年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

内田 徳美 院長 MEMO

  • 出身地:山梨県
  • 趣味:ウォーキング、旅行
  • 好きな本・作家:経営・経済学・倫理学/マイケル・サンデル
  • 好きな映画:「洋画を中心にその時に気に入ったものを」
  • 好きな言葉:「努力」「一生勉強」
  • 好きな音楽・アーティスト:フォークソング/かぐや姫、吉田拓郎
  • 好きな観光地:箱根、那須の温泉

グラフで見る『内田 徳美 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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