多田 裕一 院長への独自インタビュー

大好きな北海道の地で学び、愛着のある地元に開業

学生時代に自分の将来を思い描いて、はじめは「人間のお医者さん」になろうと考えていたんです。ただ、今は専門分野が細分化されていますから、たとえば心臓の病気だけをずっと診ていくようだと、いつか情熱を失ってしまう気がしたんですね。それならば、医師になるのと同じくらい難易度が高く、一方で全身の疾患をくまなく診られる獣医師になろうと。そんな風に考えて、北海道にある帯広畜産大学獣医学科に進学しました。
大学卒業後は、勤務医として北海道にある動物病院で診療をはじめ、川崎市の動物病院を経てふたたび北海道へ、という感じに経験を重ねていきました。私としては、北海道の地で開業したいという気持ちもあったのですけれど（笑）。さまざまなご縁があって、私の地元でもあるこの地域に『さつき台動物病院』を開設することができました。

飼い主さん目線で考え、飼い主さんが利用しやすい病院をめざす

この場所には以前から動物病院があったのですが、別の地域に移転なさるということで、私にお声かけいただいたんです。診療をはじめるまで準備期間が2ヵ月しかなく、忙しい日々を送ることになりましたけれど（笑）。獣医師として1歩ずつ前に進んできたからこそ、こうして自分のクリニックを構えることができたのだと感じます。
クリニックを開設するにあたって大事にしたのは、飼い主さんが利用しやすい病院にすることでした。もしも自分が受診する立場だったら？と考えて、院内の清潔感やニオイ対策にも心を配ったつもりです。獣医師が私1人なものですから、週に1日は休診日を設けていますけれど、みなさまに気軽にお越しいただけるように診療時間を長くし、待ち時間をなるべく短くできるようにと考えながら日々の診療にあたっています。

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