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杉山 孝博 院長

TAKAHIRO SUGIYAMA

サービスとしての医療を追求し、地域の皆様に信頼されるクリニックを目指して

東京大学医学部卒業。同大学付属病院で内科研修後、川崎幸病院に内科医として勤務。その後、1998年9月の『川崎幸クリニック』設立に尽力し、同クリニック院長に就任(JR川崎駅・京浜急行川崎駅より徒歩15分)。現在に到る。

杉山 孝博 院長

杉山 孝博 院長

川崎幸クリニック

川崎市幸区/南幸町/川崎駅

  • ●内科
  • ●心療内科
  • ●リウマチ科
  • ●小児科
  • ●整形外科
  • ●糖尿病内科
  • ●脳神経内科
  • ●皮膚科
  • ●循環器内科
  • ●腎臓内科
  • ●耳鼻咽喉科
  • ●老年内科
  • ●呼吸器内科
  • ●訪問診療

地域の交わりの中でクリニックを一緒に作ってきた

杉山 孝博 院長

『川崎幸クリニック』は、川崎幸病院の外来部門を独立させる形で、1998年9月に開設されました。当時、幸病院の外来が手狭になっていたこともあり、病院の総意としてスムーズに外来診療がおこなえるようはからったものでした。通常の病院では、外来の患者さんを診察していても、何かあれば外来を中止し、病棟を優先するといったことが当然のようにおこなわれます。完全に病診分離ができたことで、外来がその役割に集中することが可能になったのです。
クリニックの開設にあたっては、地域との関わりを重視しました。1階に飾ってある生け花は、開院以来、ずっと地域のお花の先生に交代で活けていただいているものです。また、院内にディスプレイされている絵画も、地域の方達にボランティアで準備していただいています。クリニックとは、地域との関わりの中で成立していくものでしょう。地域の交わりの中でクリニックを一緒に作っていく。その理念は20年経った今でも変わることなく、これからも堅持していきたいと考えています。

全国でもいち早く電子カルテを導入

杉山 孝博 院長

クリニックの開設に合わせて、電子カルテを導入しました。当時、電子カルテを扱っていたところは全国でも珍しかったわけですが、医療ネットワークの重要性を考え、いち早く導入したということになります。
先にもお話ししましたように、外来を病院の外に出した形となり、クリニックの患者さんが病院にもかかられることが想定されていました。この状況では、紙のやり取りで必要な情報を得るのには、ちょっとした労苦がかかることになります。その方にはどんなお薬が出されていて、どんな病歴があるのか。電子情報であれば、瞬く間に情報が送れることになり、スムーズに診療が移行できます。ネットワーク化はそのために必須のものと考え、少々無理をしてでも電子カルテを導入したわけです。いまとなってみますと、予約システムによる待ち時間の短縮、幸区の各事業所との円滑な連携など、電子カルテを導入した恩恵は非常に大きなものがありました。

専門性を活かし、地域のニーズに寄り添えるクリニックに

杉山 孝博 院長

クリニックの大きな特徴として、専門外来の充実があります。病院の外来を全て出したという形になったことで、全体で百数十名の医師が外来を担当している計算になり、高度な医療機器による専門性の高い外来診療を可能としています。
また、クリニックのもう1つの大きな柱として、ターミナルケアを含めた訪問診療があげられます。そもそも、訪問診療を私が幸病院で始めたのは、今から39年前のことでした。当時は、訪問診療の制度も何もなかったわけですけれど、病院で始めて形になったものを、そのままクリニックに導入したという形になります。それが今や、訪問リハビリや訪問薬剤指導といったものを含め、1つの事業としてまとまったものになりました。今後も課題はありますが、地域のニーズに沿う形で、専門性を活かした医療を提供していけたらと考えています。

サービスとしての医療の追求を目指して

私どもが重視しているのは、サービスとしての医療とは何か、ということでした。訪問診療もその一環として出てきたものであり、今では珍しくないことですけれど、幸病院の時から始めた夕方診療もそうでした。患者さんの立場からすれば、2週間や3週間に1回、昼間に時間を空けて来院されるのは大変なことだと思うのです。夕方まで診療がおこなわれていれば、その手間を省くことができるわけですよね。
自分や家族が患者さんであれば、何を望むだろうか。まず自身がその立場になって考えてみる。そして、それを自分たちの活動に反映していくこと。医療に携わるものは、それを第一に考えることが大切だと思っています。

これから受診される患者さんへ

地域で安心して暮らしていけることは、何より大事なことです。私どもはサービスとしての医療を追求し、健康診断からターミナルケアにいたるまで幅広く質の高い医療を提供させていただくことで貢献していきます。皆様の日々の暮らしが安らかなものとなるよう、クリニックが少しでも力になることができれば、幸いなことと思っています。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

杉山 孝博 院長 MEMO

  • 出身地:愛知県
  • 趣味:読書、庭の剪定
  • 好きな本:歴史物
  • 好きな映画:『北の桜守』『キセキの葉書』
  • 好きなアーティスト:雪村いずみ

CLINIC INFORMATION