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上杉 毅彦 院長

UESUGI TAKEHIKO

24時間・365日体制の在宅医療を中心に
地域に暮らす患者さんとご家族を支えていく

京都大学医学部を卒業後、消化器外科を専門に研鑽を積む。大学病院や総合病院で診療するほか、米・ノースカロライナ大学への留学を経験。豊富な経験と知識をもって、「武蔵中原駅」そばに開業。

上杉 毅彦 院長

上杉 毅彦 院長

上杉クリニック

川崎市中原区/下小田中/武蔵中原駅

  • ●内科
  • ●訪問診療
  • ●胃腸内科
  • ●循環器内科
  • ●呼吸器内科
  • ●肛門科
  • ●リハビリテーション科
  • ●外科
  • ●アレルギー科

外来診療と在宅医療を両立して地域医療に貢献する

上杉 毅彦 院長

 私が通っていた高校は愛媛県にある男子校でしたが、医学部に進学する人も多く、「人の役に立てる仕事」をと思い、京都大学医学部に進学しました。大学では部活動(野球部)に明け暮れていましたが(笑)、無事卒業でき外科に入局しました。外科は癌や腹膜炎など「いのち」に関わる病気が大半を占め、どこの病院でもそうですが時間外や休日労働が多く、今で言う「ブラック」医局でした。寝る時間も十分取れず大変でしたが、その分いろいろな知識や手技を経験・習得でき、また日々の診療の中で患者様やご家族から感謝の言葉をいただいた時などは、外科医になって本当に良かったと思いました。
 大学院に戻り「人工肝臓」や「異種移植」の研究をした後、アメリカへ留学しマウスやラットを使って「アルコール性肝障害」の研究をしておりました。帰国後、大学病院や総合病院で診療を続けておりましたが、たまたま在宅診療をしているクリニックをお手伝いしたのをきっかけに、「在宅医療」が今後絶対必要になる医療であると確信し、外来診療と在宅医療を両立することにより、地域のみなさまの健康をサポートしていきたいと考え、この地に「上杉クリニック」を開設しました。

24時間・365日体制で、患者様とご家族を支えていく

上杉 毅彦 院長

 2006年の開設当初は、このエリアで在宅診療に対応するクリニックはほとんどありませんでした。そのため、在宅医療の依頼はどんどん増え5年後には約200人の在宅患者様を担当するようになりました。在宅医療では、私たち医師と訪問看護師、訪問介護士、ケアマネージャーなどが1つのチームとなって患者様とご家族を支えているというイメージでしょうか。もちろん医師も私1人では対応できず、在宅医療は総勢医師11人で深夜・休日問わず24時間・365日体制をとっており、2週間に1回の定期往診を基本としていますが、病状が悪化した時には訪問回数を増やし毎週、或はもっと頻回に定期往診します。また、突然の発熱、痛み、呼吸苦などの病状変化に対応して年間500件以上の緊急往診を行い、安心してご自宅で過ごせるようにお手伝いさせて頂いております。気管切開や胃瘻(お腹の皮膚から直接胃にチューブを入れて栄養剤を入れる)、在宅酸素、人工呼吸器、中心静脈栄養(心臓まで点滴チューブを挿入して点滴)、膀胱留置カテーテル、膀胱瘻(お腹の皮膚から直接膀胱にチューブを入れて尿を出す)、医療麻薬による疼痛管理にも対応可能です。また、癌や老衰の終末期による在宅での看取りも年間30~50人行っております。
 一般に、在宅診療ではご自宅で診察や検査、点滴などをするわけですが、当院ではこれに加えて、褥瘡(床ずれ)の治療にも対応できることが特徴です。私は外科出身で、勤務医をしていた頃は手術なども数多く担当していました。そうした経験を生かして、骨にまで到達したり、ポケットを形成したりしてなかなか治らないかなり酷い褥瘡に対しても、患者様のご自宅に電気メスを持参して腐った組織やポケットを切除して治療を行っています。はじめてご覧になる方は、「家の中でこんなことができるのか?」と驚かれるかもしれません。

地域の「かかりつけ医」として、患者さんに寄り添った医療を

上杉 毅彦 院長

 一方、外来診療では、風邪や胃腸炎はもちろん、高血圧や糖尿病、気管支喘息、骨粗鬆症などさまざまな病状に対応しているほか、特定健診や入職時の健診、小児の定期予防接種、腰痛や膝痛などに対する消炎リハビリテーションも行い、地域のみなさまの健康をしっかりサポートしたいと思います。また、胸部レントゲンだけでなく心臓及び腹部超音波検査や24時間心電図、胃カメラ検査も行っており、特に胃カメラは鼻からも通せる極細のカメラを用い、想像するよりずっと楽に検査を受けていただけるかと思います。川崎市が行っている特定健診、小児定期予防接種、肺癌検診、大腸癌検診は予約無しでいつでも受けて頂くことが可能です。

リラックスした雰囲気のなか、患者さんとのコミュニケーションを大切に

 診察の際には、患者様に何でもお話いただけるような、リラックスした雰囲気づくりを心がけています。患者様の中には、医師というだけで、「ちょっと敷居が高い」と思われてしまう方もおられるようで、自分の検査結果にもかかわらず質問することができないことがあるようです。私はそういった敷居を無くし、当院で行った検査はもちろん他院で行った血液検査でもお気軽に質問していただければ出来る限り丁寧に説明させていただきたいと思っています。
 在宅診療においては、患者様やご家族だけでなく訪問看護師さんやケアマネージャーとのコミュニケーションも大変重要となります。在宅医療の研究会などで時々、ケアマネージャーさんより「お医者さんには相談しづらい」といった話を聞くことが有ります。私自身は、在宅患者様については、ケアマネージャーさんが司令塔となり、看護師、介護士、医師を上手くコーディネートして指示していただき、より良い介護・医療環境を作っていければと思っています。

これから受診される患者さんへ

 「上杉クリニック」は、「武蔵中原駅」から徒歩4分の場所にあります。クリニックには3台分の駐車スペースをご用意しています。外来患者様は予約の必要は無く来院して頂き、また在宅医療希望の患者様はケアマネージャーさんにご相談していただくか、ご家族がクリニックにお気軽に電話していただければ在宅診療を開始することができます。
高齢の患者様においては、何か異常があったとしても、全身状態によって必ずしも検査や手術を進めていくことが正しいとは限らず、私自身は、常に自分の家族ならどうしたい、どうして欲しいという事を念頭に患者様ご本人やご家族と相談し治療方針を決定したいと考えております。外来診療から在宅診療へ、そして最期は在宅での看取りまで行うことを目標として、患者様とご家族をサポートしていきたいと思います。
 これからも地域に根付いた「かかりつけ医」として患者様のさまざまなお悩みに対応していきたいと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

上杉 毅彦 院長 MEMO

  • 出身地:兵庫県姫路市
  • 趣味・特技:ゴルフ
  • 好きな本・愛読書 :新聞
  • 好きな映画:リーガルサスペンス
  • 好きな言葉・座右の銘:自分自身のことはわからない
  • 好きな音楽・アーティスト:Queen、Pitbull
  • 好きな場所・観光地:ワシントン、サンフランシスコ

グラフで見る『上杉 毅彦 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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