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藤江 敬子 院長

KEIKO FUJIE

皆様の眼科のかかりつけ医として。
地域医療に広く貢献していきたい

横浜市立大学医学部卒業。同大学病院眼科に在籍。2001年10月に『ふじえ眼科』を開業(JR南武線「中野島駅」より徒歩8分、小田急小田原線「登戸駅」より徒歩18分)。

藤江 敬子 院長

藤江 敬子 院長

ふじえ眼科

川崎市多摩区/中野島/中野島駅

  • ●眼科

先に医療の道を歩み始めた兄の後を追うように

藤江 敬子 院長

私はOLを経験しています。初めは大学の薬学部を出て、製薬会社に勤務していました。いまの若い方には考えられないと思いますが、当時は男女雇用機会均等法なんてものがまだない時代。会社によっても違ったかと思いますが、残念ながら私の入った会社では、女性に未来があるとは思えませんでした。そんな折り、眩しく見えたのが兄の姿でした。兄は医学部を私と時期を同じくして卒業し、眼科医として生き生きと働いていました。そんな兄に憧れ、「1年だけ」と区切って脇目も振らずに勉強を続け、医学部へと入ったのです。入学が26歳の時で卒業したのが32歳の時。体力的にもきつかったですけども、今振り返りますと、あの時、やり直して良かったと心から思いますね。
眼科医として大学病院や市中病院で研鑽を積み、2001年に『ふじえ眼科』を開院いたしました。患者さんおひとりおひとりにもっとしっかりと接したいと考えての独立でした。こちらの場所は、並びの薬局さんからお声をかけていただき、実現したものです。当初は地縁も人の縁もなかったものですから心細いところはあったのですが、皆さんよくしてくださり、今日までやってこれました。
ここはお医者さん同士、とっても仲がいいんです。ですから、眼科以外の患者さんがいらっしゃると、その場で「電話かけておきますね」といった具合で、内科さんや皮膚科さんですぐに診ていただけます。連携がスムーズなところは、私たちにとっても便利ですし、患者さんにとってもメリットのあることと思っています。

かかりつけの眼科医としての役割を果たして行きたい

藤江 敬子 院長

患者さんは、自転車や歩いてお越しになる地域の方が多いですね。当院は皆様のかかりつけの眼科医として、初期診療(プライマリケア)に力を注いでいます。逆を言えば、特定の疾患の治療に力を入れているというわけではないのですが、白内障や眼精疲労、ドライアイ等々、一般的によくみられる疾患については一通りのことが可能な体制が整っています。
例えば、OCT(眼底三次元検査)がそうですね。OCTは網膜表面の状態を撮影する従来の眼底カメラとは異なり、網膜の断面を拡大したり、厚さを正確に測定できるものです。これにより、緑内障や黄斑変性など、網膜の様々な病気の検出が可能になり、早期発見や定量的評価が客観的におこなえるようになりました。検査のためにわざわざ大学病院に行っていただくのも心苦しいものがありますし、大概のものはこちらで済ませられるようにと考えています。
もちろん、あらゆる病気について、ここで全てがまかなえるものではありません。手術が必要な方、より高度な検査や専門医の診察が必要と判断した場合には、川崎市立多摩病院をはじめとし、近隣の信頼できる施設へとすみやかにご紹介しています。

患者さんご自身の思いを優先した治療

藤江 敬子 院長

『ふじえ眼科』では、1人ひとりの方にとって最適と思われる治療方法を考え、患者さんと相談しながら治療を進めてまいります。
ご高齢の方に多い白内障を例にしますと、手術の適応については、その方のご不自由度を重視しています。そもそも、多くの方は手術を受けたくはないものなんですね。ですから、日常生活を送るのにご本人が支障がないようであれば、定期的な観察を続けつつ、気長に患者さんの判断を待つようにしています。もちろん、体力的に手術が難しくなると思われる方や、家庭環境によっては、その前の段階で手術を勧めることもありますが、患者さんご自身が望む時期が最適な時期、という考えで臨むことにしています。

子供の目を診ることに、やりがいと責任を感じて

大学病院に勤務していた頃、短期間ですが、神奈川県立こども医療センターに研修に赴いていたことがありました。そこで、子供と大人の診療は接し方はもちろん、“見方”が違うということを教わることができたのです。
子供と大人が異なるのは、前者はまだ発展途上にあるということです。視る力は、10歳を迎える頃までに育っていきます。その10歳を過ぎるまでに大変な病気があるのを見抜けず、必要な治療がおこなえないでいると視力は伸びていかないんですね。ですから、視力を妨げるような因子があるなら、できるだけ早期のうちに見つけ、治療に取り掛からなければならないのが子供の目の治療なのです。
視力の成長を妨げる因子には色々ありますが、最たるものは、強度の遠視と乱視ということになります。ただ、難しいのは、それに気づくことなんですね。お子さん自身は、わかりようがないんです。例えばですけども、生まれながらに視野がぼんやりしていたとしても、子供自身はそれが普通だと思っていますから、訴えることはまずないわけです。親御さんをはじめ周囲が気づける要素として、斜視や片方の目が“外れる”といった兆候はありますが、それもやはり難しい。となれば、肝心なのが、行政で実施されている健診ということになります。ここでなんらかの異常が見つかれば、眼科にいらしていただき、改めて視力検査をし、適正なメガネをきちんと処方することになります。
そうしたお子さんがきちんと矯正をおこない、視力が順調に伸びてくれた時は、親御さんと私、そして子供自身とで喜び合うことができます。その場面に立ち会えるのは、眼科医として大きな喜びです。

これから受診される患者さんへ

勤務医と開業医の違いには様々ありますが、1つ大きな違いとしてあるのが、病気の有無ということになります。大学には紹介の患者さんしかいらっしゃいませんから、基本的には病気に対する治療だけをすることになります。それに対し、街のクリニックには病気ではない方が数多くいらっしゃいます。白目が真っ赤になる結膜下出血という疾患がありますが、見た目上の一時的な変化はあるものの、心配は全くないものです。そういった不安を抱いて来院された患者さんに、「大丈夫。心配しないで」とお伝えできるのは開業医ならではのことであり、同時に大きな役割ということになります。
人間、1人でいますと、悪い方悪い方に考えてしまうものです。ですから、何か心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。病気でなければ安心してお帰りいただきますし、万が一病気であったとしても、その人にとって最適な方法を考えさせていただきます。「病気じゃなかったらどうしよう……」と迷われる必要はありません。安心して毎日を過ごせるよう、些細なことでもお気軽にご相談いただけたらと思います。

※上記記事は2018年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

藤江 敬子 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:書道
  • 好きな本:ミステリー
  • 好きな映画:サウンド・オブ・ミュージック
  • 座右の銘・好きな言葉:急がば回れ
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:B'z
  • 好きな場所・好きな観光地:京都

グラフで見る『藤江 敬子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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