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鈴木 知子 院長

TOMOKO SUZUKI 

「困ったり迷ったらまずは受診を」
地域のプライマリ・ケアを担うドクター

近畿大学卒業後、島根医科大学(現:島根大学)で、免疫学と神経内科の医局に所属し内科の幅広い臨床経験を積む。その後さまざまな医療機関で学び2004年、ともクリニックを開院。(小田急 小田原線 柿生駅 徒歩 3分)。 

鈴木 知子 院長

鈴木 知子 院長

ともクリニック

川崎市麻生区/上麻生/柿生駅

  • ●内科
  • ●訪問診療

兄の意志を継ぎ医療の道を目指す

鈴木 知子 院長

私には一つ違いの兄がいたんですが、高校生の時他界してしまいました。医師をしていた父は、生前兄が将来医者になるという言葉に大変喜んでいました。後日父が落胆していたということを伝え聞き、兄の意志を継いで医師の道を目指すことを決めたのが医師になるきっかけです。兄の病をどうにかできなかったんだろうか…という思いもありましたね。
近畿大学卒業後は地元の島根医科大学(現:島根大学)で、免疫学と神経内科の医局に入局。当時できたばかりの大学病院でしたので院内はとてもにぎやかで、自分の医局以外にも隣の循環器科や消化器科など、さまざまな科へ行き内科全般について広く学ぶことができました。その後さまざまな医療機関で経験を積み2004年、麻生区でともクリニックを開院することができました。(小田急 小田原線 柿生駅 徒歩 3分)。私の前に前任の先生がおられたんですが、ご高齢でリタイアされるとのことでお話をいただき引き継がせていただきました。不思議なご縁だと思いますね。

地域のプライマリ・ケアに対応

鈴木 知子 院長

当院の診療科目は内科一般と循環器です。お子さんから大人の方まで幅広く診療していますが、比較的ご高齢の方が多いですね。昔はこの辺りも小児科が少なかったこともあり、今よりもお子さんの患者さんも多かったですね。今でも、2歳位になりお話ができるようになったお子さんは診療しています。お子さんから絵をプレゼントされることも多くて、診察室には親御さんについてきたお子さん達が描いた絵を飾っているんですよ。

院内にはレントゲンや超音波装置などプライマリ・ケア(総合的な医療)に必要な機器はもちろん、動脈硬化や骨粗しょう症など生活習慣病の検査ができる設備も整っています。骨粗しょう症は検診の項目でも5歳ごとに入っている項目ですし、治療される患者さんも増えていますね。以前からご自分の健康状態や病気について知りたいという声が多く、患者さんからの「こんな検査できるの」という声にお応えして導入した機器もあります。診療は基本的に私が行いますが、時には知り合いの先生に応援を頼むこともあります。地域に根差した開業医として風邪やお腹の痛み、ちょっとした体の不調などプライマリ・ケアに対応することを大切にしています。

歩くことを中心に生活指導の改善をアドバイス

鈴木 知子 院長

治療の内容は患者さんの症状によりさまざまでお薬が必要な方もいれば、食事や運動など生活指導が必要な方もいます。患者さんとの生活指導では例えば「HDLと呼ばれる善玉コレステロールをあげるには運動がいいんですよ」というようにまず日頃からの運動の重要性をご説明します。患者さんの方から運動ができないというご相談を受けることもあるんですが、そんな時には「とにかく歩きましょうl」ということをお伝えしています。運動とはいっても筋肉トレーニングなど特別なことはしなくてもいいんです。普段の生活で歩くことを運動の一つと考えて、いつもより少しだけ頑張って歩くだけでも大丈夫です。汗をかくほどではなくて、いつもよりちょっとだけ頑張って歩いている…という位でいいと思います。歩くことで培われる筋肉は意外と多く、例えば噛む筋肉は運動の結果今よりもいい状態に持っていくことが可能です。また、便秘対策など健康に役立つさまざまな効果も期待できます。緩急をつけていただいても構いませんので、できれば時間を決めて定期的に歩いていただければと思います。ほかにもバランスに気を付けた食事の生活指導も行いますが、無理をしない方法で患者さんの病気の改善や予防に役立つアドバイスができればと思いますね。

患者さんの話を聞き、寄り添う診療を提供

当院には前任の先生の時から引き続き通ってくださる方や、長く通ってくださるお子さん、ご高齢の方も多くいらっしゃいます。小さいころ診療したお子さんが大きくなって高校生や大学生、社会人になりました、というお話をお聞きすることもあります。成長した姿を目にするととても嬉しくなりますね。
診療の際に一番大切にしているのはとにかく、患者さんのお話をよくお聞きすることです。お話の中からその方の背景もある程度感じ取って、一番何をして差し上げることがいいのかを考えるようにしています。ですから、初診の方は思ったよりも時間がかかることもあるのですが、待合室の患者さんは皆さん良い方ばかりで辛抱強く待ってくださいます。(笑)助けられているようでとてもありがたいなと思いますね。中には外出できない方もいらっしゃるので、時間をみつけて往診にも出かけることもあります。これからも患者さんにできるだけ寄り添った医療を提供していければと考えています。

これから受診される患者さんへ

患者さんの中には内科以外のことをご相談にくる患者さんも多くいらっしゃいます。また、痛みや不具合を感じてから3~4日経ってから来ることもありますね。体の不調があってもどこに相談していいのか分からないのかもしれません。不調を感じた時一番良くないのは、痛みや不具合を我慢して何もせず数日過ごすことです。放っておけばそのうち治る、という方も多いんです。ですからいらっしゃる患者さんには「あれ、おかしいな…と感じたタイミングで来ていただくのが一番ですよ」とお話をしています。早めに受診、というのはどんな病気でも共通することです。例えば頭痛一つでも長引いているのを我慢するのと、すぐ受診するのとでは治り方にも違いがでます。ちょっとした体の不調を感じて受診しようか悩むのであれば、まずは気軽に受診して欲しいと思います。また、当院は川崎市の検診事業にも対応しています。普段健康診断を受ける機会がない方はこうした機会を利用して健康チェックをしていただきたいですね。皆さんの健康維持に少しでもお力になれればと思います。

※上記記事は2018年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木 知子 院長 MEMO

  • 出身地:島根県
  • 趣味:美しい写真の鑑賞
  • 好きな本・作家:司馬遼太郎
  • 座右の銘・好きな言葉:名医たらずとも良医たれ
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:室内楽
  • 好きな場所:ご自宅、孫の所

グラフで見る『鈴木 知子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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