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澤口 健太郎 院長

KENTARO SAWAGUCHI

地域のかかりつけ医、そして家庭医として
風邪や生活習慣病、がんの診断まで幅広く診療をおこなう

北海道大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部医局へ入局。東京、静岡、栃木など各地の関連病院の消化器科、内科で研鑽を積む。2005年、澤口内科クリニックを開院(東急東横線「元住吉駅」より徒歩7分)。

澤口 健太郎 院長

澤口 健太郎 院長

澤口内科クリニック

川崎市中原区/木月祗園町/元住吉駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●訪問診療

生命科学への興味から医療の世界へ

澤口 健太郎 院長

私はもともと生命科学に興味を持っていました。医師か研究者になろうという目標があったので、医学部を目指したんです。北海道大学卒業後は慶応義塾大学医学部の内科に入局。慶応の医局では研修後、専門を決めるんですが、がんの研究に携わろうと考えていましたので、当時がんの研究をしていた消化器内科を選びました。医局の中で臨床経験を積むうちに少しずつその魅力を感じはじめ、専門医も取得。内科、消化器、肝臓と段階を踏み、より絞り込んで勉強をするほど熱中しました。今では総合内科、消化器、肝臓や内視鏡の専門医資格を取得しています。開業した現在では特に総合内科専門医の勉強が役立っていますね。
その後、各地にある慶応大学の関連病院で内科、消化器科の臨床経験を積みました。卒業して20年ほど経ち、ちょうど国立栃木病院で勤務していたころに、開院を視野に入れ始めたんです。開院するなら、もともと子どもの頃住んでいた中原区でと考えていたところ、ちょうどクリニックがあるマンションが建築されることになり、開院を決意したんです(東急東横線「元住吉駅」より徒歩7分)。

地域の家庭医・かかりつけ医として幅広く診療

澤口 健太郎 院長

地域のかかりつけ医、家庭医として、ご家族全ての健康を見守りたいというのが当院の診療目標です。ですから診療内容は幅広く、内科・小児科から各種健康診断、在宅医療・往診までおこなっています。ちょっとした風邪や気管支ぜんそくなどの症状から糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、がんなどの重篤な症状の方まで、さまざまなを症状を拝見します。比較的大人の方が多く、お子さんは1日に5、6人です。今は超高齢化社会になっていますからご高齢の方も増えています。
胃カメラや腹部・頸動脈のエコー、レントゲン、心電図、血液検査など、初期診療に必要な機器は一通り揃え、車いすやストレッチャーが入れるように院内のレイアウトにもこだわっています。実際、月に数件は近隣の病院へ救急搬送することもありますよ。ちょっとした症状でも場合によっては命に関わる場合もありますので、医療連携は重要と考え、労災病院や井田病院、日本医大武蔵小杉病院、東横病院など近隣の医療機関とも連携をとっています。
診療でがんが見つかることもありますが、胃がんや食道がんは内視鏡検査の上、当院で確定する場合もありますし、紹介先で確定してもらう場合もあります。大腸がんの場合には内視鏡を依頼し、結果がでた時点で患者さんとご相談の上、ご紹介先を決定しています。肺がんや肝臓がんは開業医での確定は難しいですから、疑いがある段階でご紹介しますね。最近はインターネットで情報を得る方も多く、患者さんから「すい臓がんならこの先生にお願いします」とご指定をいただくこともあります。どの医療機関にどの先生がいるという動向も把握しておかなくてはなりません。開業医として、患者さんの初期症状を拝見して、いかに適切に振り分けるかも大切な役割の一つです。がんの診断も含めて、消化器内科医として40年近く診療してきた経験が活きていると感じています。

高齢者医療へ力を入れ、患者さんによりよい医療環境を提供したい

澤口 健太郎 院長

ご高齢になり、クリニックに通えなくなる方も今は増えています。ですから今後は高齢者医療の中でも在宅医療、そして認知症の診療に特に力を入れていきたいですね。私は家庭医として診療しており、患者さんご本人だけでなく家族のことまで存じ上げています。通えなくなった後も可能な限り家庭医が診察した方がいいというのが私の考え。現在は近隣の方を中心に10件から20件ほど在宅医療をおこなっています。
地域での介護と医療の連携も進み、在宅診療専門のクリニックが設けられるなど、徐々に高齢者医療は充実してきています。しかし、歯科と内科、介護スタッフなど、お互いがどんなことをしているのか十分な情報共有がされているとは言い難いのが現実です。患者さん側からみると診療依頼をためらってしまう場面もあるのではないかと感じることも多々あり、まだまだ改善の余地があると思っています。加えて、医療業界も慢性的な人手不足で、特に在宅医療は24時間365日対応のことがほとんどです。患者さんが気を使うことなく依頼できるようにする環境づくりもしなければなりません。そこで地域の医療機関同士が協力して、夜間の当直医制度の仕組みづくりをおこなうことを提案し、川崎市医師会と検討をしています。電子カルテやタブレット端末など最新機器も活用して、地域の医療機関で情報共有をおこない、よりよい医療環境を実現したいですね。

時には悩み相談も。患者さんの気持ちにも寄り添うのが開業医の役割

診療全般では患者さんに優しく接すること、そして患者さんやご家族の悩みを真剣にお聞きして共有することを大切にしています。悩みを抱えている方もいらっしゃるので、まずは患者さんのお話をよくお聞きすることが大切ですね。時には離婚や子育てなどのご相談にも乗ることもありますよ。皆さん色々な悩みを打ち明けてくださいます。もちろん守秘義務がありますので、口外はしませんが、世の中いろいろな悩みをお持ちなんだと実感しますね。普通大きな病院の医師には相談を持ちかけることはないでしょうから、ここが病院の医師と開業医の違いの一つだと考えています。病院の医師はがんや難病などの命を救いますが、気持ちにも寄り添うのが開業医の役割の一つだと感じますね。
また当院には、外国人の患者さんもいらっしゃいますが、母国で医療を受けている感覚を持ってもらえるよう、ごく普通に接するようにしています。今は国際結婚する方もいて外国の方がお住まいなのはごく普通のことですからね。当院にくる方には全ての方に同じ医療を提供するのが当院のモットーです。医師と看護スタッフが協力して、治療が受けやすいクリニックにしていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

訪問診療をしていて感じるのが、夜にかかりつけ医を呼ぶのを遠慮される患者さんが意外に多いということです。国の制度では日中だけでなく夜も対応するとなっているのですが、顔見知りのドクターに夜も来てもらうのは皆さん気が引けるんでしょうね。今はそうした点は訪問専門の開業医がカバーしていますが、できれば家庭医として診療してきた開業医も参加したいところです。夜中であっても患者さんが気兼ねなく相談できるように、将来的にしくみが変わっていけばと思いますね。
当院では患者さんの体だけでなく心にも寄り添った診療を大切にしています。どんな方でも快くお迎えすることをモットーにしていますので、ちょっとした体調不良から慢性的なお身体の不調まで、何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2018年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

澤口 健太郎 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:鉄道模型
  • 好きな本:ドキュメント物
  • 好きな映画:子供向け物(アニメーション関連など)
  • 好きな言葉・座右の銘:Boys, be ambitious!
  • 好きな音楽:モダンジャズ
  • 好きな場所:子ども、ワンちゃんと行ける場所(遊園地、プール、沖縄、那須などの観光地)

グラフで見る『澤口 健太郎 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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