長田 陽介 院長への独自インタビュー

循環器や呼吸器、在宅医療など、幅広く経験を重ねる

父が製薬会社に勤務し、薬品の開発などを担当していたものですから、私が医師になったことも、大きな意味で「父の背中をみて」と言うことになるかもしれません。私自身にも、困っている人に手を差しのべるようなボランティア志向があり、高校生になって進路を決める際には、自然と医療系を選んでいました。
大学卒業後は、東京女子医科大学での研修を経て、そのまま循環器内科に入局しました。学生時代から心電図に興味を持っていたり、アレルギーや喘息についての知識を深めたいという考えがありましたので、この分野を中心に研鑽を積みました。やがて診療を続ける中で、通院が難しくなって行く患者さんの姿を目の当たりにしたことをきっかけに在宅医療に携わるようになり、開業までの5年間は在宅医療を専門に診療にあたってきました。

地域に根ざして、患者さん目線の診療をおこなう

大学病院勤務や在宅医療に携わった経験をふまえて、『武蔵小杉おさだ内科』を開設したのは2019年6月です。ひと口に「医療」と言いましても、大学病院でしか出来ない治療もあれば、クリニックでしか出来ないことがあるものです。そしてこのクリニックでは、私がこれまでに培った知識と経験をいかして、患者さん目線の診療をしていきたいと思っています。
たとえば、慢性疾患を患う患者さんには、症状を安定させるためにお薬を飲んでいただく必要がありますよね。一方、長い期間お薬を飲み続けなければならない患者さんは、「何のために飲んでいるのか？」「いつまで飲まなければならないのか？」と、 疑問や不安を抱えたまま治療しているケースが多いようです。私は、そうした患者さんが「自分のためだ」と実感できるような、ご本人が納得して治療を受けてくださるような医療をおこないたいと思っています。たた単にお薬を出すのではなく、きちんとした根拠に基づいて治療法をご提案し、患者さんの背中をそっと押すような言葉を添える。それが、私が目指す医療の形です。

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