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川原 正行 院長

MASAYUKI KAWAHARA

グローバルスタンダードを日本のスタンダードに―。低用量ピルの処方やおりもの検査などにより、心地よく快適な生活をサポート

岡山大学医学部卒業後、産婦人科を専門に研鑽を積む。母校の大学病院や広島県内の病院で経験を重ね、産婦人科専門医を取得。その後、内科や小児科など幅広く診療するほか、医薬品承認審査業務などにも従事。都内のレディースクリニック勤務を経て、川崎駅そばに開業。

川原 正行 院長

川原 正行 院長

ルナレディースクリニック川崎駅前院

川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅

  • ●婦人科

産婦人科に加え、内科や小児科など幅広く経験を積む

川原 正行 院長

高校卒業後は岡山大学の医学部に進み、産婦人科を専門に経験を積みました。
産婦人科は内科と外科の両方の要素があって、面白さや奥深さのある診療科です。しかしながら、どうしても診療の対象が女性の下腹部に偏りがちなのは否めません。目の前で倒れている人を助け、一人の患者さんの全身を診るためには、もっと幅広い症例を経験しなければならない…。そのように考えて、産婦人科専門医を取得した後は内科や小児科、脳神経外科や麻酔科などさまざまな診療科をまわり、知識や経験を積み重ねていきました。

川崎駅から徒歩30秒。気軽に足を運べるレディースクリニック

川原 正行 院長

都内にあるレディースクリニックを経て、この場所に『川崎駅前レディースクリニック』を開設したのは2021年の8月でした。川崎駅は、神奈川県の中で横浜に次いで乗降客数が多い駅ですが、それに対して駅周辺の婦人科の数は少ないと感じています。さまざまな企業や商業施設も多いですし、川崎駅から都心に通勤している働く女性も多いと思いますので、川崎駅近で診療時間も長いクリニックにすることで、仕事を休んだりプライベートの時間を無理に調整することなく、それぞれのライフスタイルに合わせて通っていただけるクリニックとしてお役に立てればいいなと思っています。
レディースクリニックという所はどうしても敷居が高いような感じがしたり、待ち時間が長かったりする印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。当院はそうしたマイナスイメージを変えるべく、できる限り待ち時間を少なくし、コンビニ感覚で受診していただけるようなクリニックを目指しています。古くから日本には「我慢は美徳」といった風潮がありますけれど、今はお薬の力を借りて毎日を快適に過ごすことも可能です。生理にまつわる不調や不安、おりもののお悩みなどがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

低用量ピル処方により、女性の社会進出をサポート

川原 正行 院長

医師になってからこれまで、産婦人科のほかに内科や小児科などを幅広く診療するほかにPMDA(医薬品医療機器総合機構)という所で医薬品の承認審査業務にも携わりました。そうして感じるのは、日本と外国とのギャップの大きさです。欧米などでは当たり前に行われている治療であっても、日本ではまだ認知が進んでいないことも多いんですね。当院の診療の柱となる「低用量ピル」もその一つで、未婚の女性、妊娠を望まない女性にご提案したい治療です。実は、女性の社会進出と低用量ピルの普及は相関関係があり、高い普及率を誇る欧米と日本では、女性の就業率に大きな違いが出ています。こうしたギャップを埋めるためにも、ピルの処方によって「女性のみなさんの社会進出をサポートしたい」という気持ちがあります。
低用量ピルは一般に「ピル」と呼ばれ、これまでは避妊効果ばかりがクローズアップされていたように思います。しかし、低用量ピルは適切に服用することにより、つらい生理痛が改善されたり、生理の時期をコントロールできたり、ニキビが改善したりなどさまざまなメリットがあります。もちろん、副作用はゼロとは言えませんが、それは車を運転していて交通事故を起こすような非常に低い確率です。現代社会に生きる女性ならば、つらい痛みをただ我慢するのではなく、適切に薬を使って快適な生活を送りましょうというのが私の考えです。毎月1回・1週間も体調がすぐれず、パフォーマンスが落ちてしまう…。そんな女性の社会進出を阻む要因を取り除き、仕事や家事をがんばる女性のみなさんを応援していきたいと思います。

すべての女性にやさしい「スマートクリニック」を目指して

私には助産師の妻との間に3人の子どもがいます。仕事・育児・家事のマルチタスクをこなす妻をそばで見ているからこそ、私は医師として、働く女性たちが日々の生活を少しでも快適に過ごせるようにサポートしたいと考えています。低用量ピルのほかにも、おりものの検査であったり、膣内環境の改善であったり、お手伝いできることはたくさんあります。
例えば、デリケートゾーンのかゆみなどは、受診するのに勇気がいるものの、同じ症状を何度も繰り返してしまうケースが少なくありません。しかし、かゆみを伴うカンジダなどの感染症は、「治療」だけでなく「予防」的なアプローチも可能です。膣内に存在する善玉菌を増やし、悪玉菌とのバランスを整えることにより、感染症にかかりにくい状態へと導くことができるのです。こうした治療やおりものの検査など、海外のスタンダードを日本の診療にも積極的に導入したいと考えておりますし、オンライン診療ができる環境なども整えて、すべての女性にやさしい「スマートクリニック」を目指していきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

『川崎駅前レディースクリニック』は川崎駅東口から徒歩30秒ほど、地下街「川崎アゼリア」26番出口をご利用ください。
レディースクリニックを受診することは、予約や待ち時間が煩わしいイメージがあり、忙しいとついつい後回しにしてしまいがちです。以前、アフターピルをご希望の患者さんが何だか申し訳なさそうにお越しになりましたが、女性のみなさんには全く非がないことです。ご自分の体を守るためにも、速やかに受診なさってください。私としては一人ひとりの患者さんに寄り添い、少しでもお気持ちが和らぐような診察をしたいと思っています。
低用量ピルはこうした思いがけない妊娠を回避できるだけでなく、生理にまつわる苦痛の改善にも役立ちます。毎月つらい症状に悩まされている方、デリケートゾーンのかゆみが気になる方など、何かお困りのときには遠慮なくご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2021年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

川原 正行 院長 MEMO

産婦人科専門医

  • 出身地:香川県
  • 趣味:パソコン(自分でサーバーを組み立てたりもします)
  • 好きな本:ノンフィクションもの
  • 好きな映画:『ホテル・ルワンダ』。本当にあったものを題材にした作品が好きです。
  • 座右の銘:やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい
  • 好きな音楽:洋楽のポップス
  • 好きな場所:田舎育ちなので、田んぼがあるような素朴な自然が多い、静かな所が好きです。

川原 正行 院長から聞いた
『月経困難症』

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

グラフで見る『川原 正行 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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