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加藤 尊巳 院長

TAKAMI KATO

むし歯や歯周病、オーラルフレイルまで
開院時から予防歯科に軸を置いた治療を重視

日本大学松戸歯学部卒業後、大学院にて基礎研究と教育に携わる。大学病院、個人クリニックで一般歯科診療の経験を積み、タカミ歯科を開院(横須賀線「新川崎駅」から徒歩約19分)。

加藤 尊巳 院長

加藤 尊巳 院長

タカミ歯科

川崎市幸区/南加瀬/新川崎駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●矯正歯科
  • ●矯正歯科

大学院での研究・教育から一般歯科診療まで幅広く経験

加藤 尊巳 院長

もともと私は理系の学部に興味があり、進路指導の先生の勧めで歯学部を目指すことにしたんです。日本大学松戸歯学部卒業後は大学院に進み、放射線学教室に所属し、放射線生物学分野の研究でがん細胞の放射線と抗がん剤の抵抗性に関する基礎研究を4年間おこないました。その後大学に残り、CTやMRI画像診断、千葉県にあるがんセンターでの検査画像の読影の研修を2年間続けました。口腔外科との連携診断や学生への読影指導などもおこない、基礎研究、臨床研究、学生教育まで幅広く経験を積むことができました。
歯科医師を目指した時、最初にイメージしていたのが地元に帰って診療することでした。研究者という選択肢もありましたが、地元に貢献したいという気持ちが強かったので、臨床経験を積むことを決意。大学病院と、千葉にある2か所のクリニックで一般歯科全般の診療経験を積み、15年ほど前にタカミ歯科を開院いたしました(横須賀線「新川崎駅」から徒歩で約19分)。

フッ化物やシーラントを使用した予防法を取り入れ、予防歯科に力を入れる

加藤 尊巳 院長

診療科目は歯科、小児歯科、歯科口腔外科、矯正歯科で、お子さんから大人の方まで幅広く診療しています。患者さんのほとんどはご紹介もしくは口コミで、近隣の方が多いですね。ありがたいことに中には県外にお引っ越しされた後も通ってくださる方もいらっしゃいます。
開院に際してこだわったのは、院内の空間に余裕を持たせることです。治療ユニットを減らし、患者さんのスペースや治療の動線に余裕を持たせ、ゆったりと治療ができるようにしました。
また、開院当時は予防歯科に注目が集まり始めた頃でした。私もお子さんの予防歯科に重点を置きたいと考え、開院当初からフッ化物やシーラントを使用した予防法を積極的に取り入れてきました。
予防歯科に興味を持ったのは、歯科医師会との関わりが大きなきっかけです。地域の保育園へ行きフッ化物洗口を説明する機会があったのですが、その経験が考え方を変える転機になりました。クリニックでの診療と違い、地域施設では予防に必要性を感じていない人にも説明し、その必要性を理解してもらわなければなりません。社会貢献するにあたり、地域保健の重要性を学んだのもこのころです。それ以来日本口腔衛生学会に入りフッ化物の応用に関する発表をするなどを通じてより深く予防歯科を推進しています。
ほかにも、ライフワークとして所属している川崎市歯科医師会の活動にも力を入れていています。地域における乳幼児歯科検診、フッ化物応用の普及啓発や歯みがき指導など地域保健活動をおこなっています。自院では歯を失ってしまった方に対しては入れ歯やブリッジなどで補いつつ、メンテナンスと予防をするのが当院の治療のベースになっています。

オーラルフレイル対策として啓蒙活動もおこなう

加藤 尊巳 院長

予防歯科の一環として最近特に力を入れているのが、オーラルフレイルへの対策です。フレイルとは虚弱という意味で、口腔の機能が低下することをオーラルフレイルといいます。このオーラルフレイルは、日本老年医学会により提唱された新しい考え方で、神奈川県歯科医師会ではオーラルフレイルに関する取り組みを担当し啓発パンフレットなどを作成し、一般の方に広める活動をおこなっています。当院でもそれを踏まえ、オーラルフレイル予防のための検査を実施し、口の衰えを改善する嚥下や発音、噛み方といった訓練方法の指導をおこなっています。また、働き盛りの方であっても、むし歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、口腔機能の低下のリスクが高い場合、口腔機能回復のみならず、予防目的で必要に応じて訓練方法の指導もおこなっています。
神奈川県歯科医師会という立場で各地でオーラルフレイルに関する講演をしています。神奈川県では歯科医院むけてオーラルフレイルハンドブックを配布しており、webサイトでも見ることができます。そこにオーラルフレイルセルフチェックをご紹介しており、チェックして3つ以上当てはまるようであれば歯科医院の受診が推奨されています。気になる方はぜひ一度ご確認されることをおすすめします。

時間をかけお話を聞くこと、満足いく治療を提供することを大切に

診療の際に大切にしていることは、患者さんのお話を良くお聞きすることです。痛みや違和感などの主訴はもちろんですが、職業や生活習慣などもお聞きして患者さんのご希望を踏まえつつ、保険診療をベースにしたご提案をさせていただいています。基本的に保険診療をベースに満足度の高い治療を提供したい、というのが当院の方針です。もちろんご希望があれば、インプラントや自費診療にも対応しています。
治療完了後は定期健診に来て頂き歯磨き指導、お口のクリーニング、予防処置や口腔機能の訓練など、メンテナンスをおこないます。最近ではそうした患者さんの方が多いですね。

これから受診される患者さんへ

むし歯はなってしまってから治療するよりも、ならないに越したことはありません。歯の健康が保たれていれば口腔機能障害にもなりにくいはずなんです。お子さんから働き盛りの方、ご高齢の方まで歯磨きによるむし歯や歯周病の予防はとても重要です。妊産婦の方の口腔ケアや口腔衛生指導と生まれてくる赤ちゃんのお口の相談などもしています。ご高齢の方は噛みづらい、飲み込みづらい、むせる、飲み込みづらい、滑舌が悪くなったといった症状があればご相談ください。初期症状であれば訓練で元に戻ることも可能です。
もし万が一歯を失ってしまっても義歯やブリッジなどを作り口腔機能を高めて、必要に応じて口腔機能を訓練していくことでお口の健康を保つことができます。
歯科医院へは何かあってから来ていただくのも大切ですが、 加齢と共に機能が衰えてくるのが人間の体です。早めに予防していただけると、快適な将来を迎えられると思います。そのためのご指導やアドバイスを当院でさせていただければと考えております。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

※上記記事は2018年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

加藤 尊巳 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:ジョギング、ドライブ
  • 好きな本:雑誌(車関係)
  • 好きな映画:SF
  • 座右の銘:一生懸命頑張る
  • 好きな音楽:邦楽
  • 好きな場所:地元(鶴見川などジョギングコースとして)

グラフで見る『加藤 尊巳 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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