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村上 文祥 院長

FUMIYOSHI MURAKAMI

女性のかかりつけ医として、やさしさと確かな医療をお届けしたい

島根大学医学部卒業。スーパーローテート研修修了後、山王病院女性腫瘍センター・婦人科に入局。2010年には日本癌治療学会学術集会優秀演題賞を受賞。2022年2月1日に『川崎駅ふみレディースクリニック』を開設(JR川崎駅・京急川崎駅より徒歩1分)。

村上 文祥 院長

村上 文祥 院長

川崎駅ふみレディースクリニック

川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅

  • ●婦人科

婦人科系のがん治療に長年携わってきた経験と知識を地域の方々に

村上 文祥 院長

自分が頑張れば頑張るほど患者さんが助かる。社会に貢献できることに魅力を感じ、この道を志しました。大学卒業後は、研修を経て、山王病院女性腫瘍センター・婦人科に入局しました。医療の中でも、命に直結する仕事に携わりたいと考え、がんという病気に向き合おうと思ったのです。以来、婦人科腫瘍を専門として、臨床に携わってきました。婦人科系のがんは、比較的若い方に多く、積極的に手術や抗がん剤治療を必要とするケースが多くみられます。自然と、「患者さんの力になりたい」とやりがいを感じます。これまでに、のべ5000件を超える手術を経験してきました。その経験と知識を、この地域の皆さんのために役立てていきたいと思っています。

子宮頚がんの二次検診に注力

村上 文祥 院長

クリニック全体としては20代~40代の患者さんが多いようです。おりものの症状であったり、不正出血であったりと、ご相談の内容は多岐に渡りますが、私が専門にしてきたこともあり、子宮頸がんの予防や二次検診のために訪れる方も多い印象です。当クリニックはコルボスコピーという拡大鏡を導入しており、子宮頚がんの二次検診を積極的におこなっています。コルボスコピー自体、クリニックで導入されているところはまだ少なく、加えて、一定以上の経験と知識がなければ病変の見極めが難しい面があります。この点につきましては、これまで病院で多くの手術や検査を手がけてきた経験が生きると考えています。
子宮頚がんは、早期に発見することで治りやすいのは間違いありませんが、さらに、病変の段階によって治療法が大きく変わってきます。前がん病変や早期がんであれば、子宮の入り口を少し削りとるだけで済むケースが多いので、日帰り、もしくは1泊~2泊の短期入院での手術が可能になります。しかし、これが進行がん(浸潤がん)になりますと、様相は変わってきます。子宮を広くとることになりますし、2週間近くの入院を要するうえ、再発のリスクも考慮しなければなりません。子宮頸がんの原因となるウイルスはとてもありふれたものです。性交渉で感染しますので、性交渉の経験がある方は、年に1度をめどに検診を受けることが推奨されています。
検診も重要ですが、そもそも子宮頚がんは予防が可能な病気です。これまでも、ワクチンによって、「異形成」とよばれる前がん病変を予防出来ることがわかっていましたが、接種が浸透している海外の例を見ますと、「異形成」だけでなく、子宮頚がんそのものを予防できることも明らかになってきています。これから、日本においても、子宮頚がんワクチンが普及していくことを期待しています。

「来てよかった」と皆さんに思っていただけるように

村上 文祥 院長

患者さんのお話にしっかりと耳を傾け、疑問に的確に答えることを心がけています。また、診察では、極力痛みが出ないように配慮しています。総じて、「来てよかった」と思っていただけるようにと心がけています。
以前の病院では、お母さんの手術を担当し、その娘さん、さらにお孫さんの治療を担当させていただいたことがありました。ご家族を紹介いただけるのは大変光栄なことです。これからも、皆さんの信頼に応えられるよう、精進を続けてまいります。

日帰り手術にも対応

当クリニックでは、子宮頸管ポリープの切除、尖形コンジローマの切除、バルトリン腺の手術などに対応しています。別施設において、毎週、腹腔鏡の手術や検査をおこなっており、当クリニックの患者さんの手術も担当しています。
また、がんの治療を長年担当してきたこともあり、ピルの処方にも関心を持っています。ピルは長く飲み続けるとがんの予防効果があることがわかっています。婦人科ですと、卵巣がんや子宮体がんが挙げられますし、大腸がんの予防効果も近年確認されています。がんの予防のためにも、興味のある方はどうぞご相談ください。
このほか、当クリニックでは、子宮内に挿入するミレーナの施術もおこなっています。ミレーナは、コンドームより高い避妊効果があるとされ、近年では、過多月経やひどい月経痛などを改善させる効果があることもわかってきました。月経そのものが、とても軽くなります。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

これから受診される患者さんへ

「婦人科を受診するのって抵抗がある…」。そんな感覚も手伝ってか、「気になる症状はあるけれど忙しくて…」「検診で異常を言われたけど家族を優先してるうちに…」と、受診が遅れてしまう方が少なくありません。当院ではコミュニケーションを最重要視し、患者さんご自身が、安心と納得を得られるよう心がけています。皆さんに「これからも通いたい。家族や友人にすすめたい」と思っていただける、そんなクリニックでありたいと思います。

※上記記事は2022年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

村上 文祥 院長 MEMO

  • 趣味・特技:サッカー、スノーボード
  • 座右の銘:Listen to the patient

CLINIC INFORMATION